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運動会の写真の撮り方を解説!一眼レフにおすすめのレンズはどれ?
学校行事のなかでビッグイベントといえば「運動会」は欠かせません。保護者にとっても大きいイベントで、楽しみにしている方も多いですよね。
行事の際には多くの保護者がカメラを持って応援に行きますが「運動会の写真がいつも上手く撮れない…」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。運動会は子供の動く範囲が広く、一度に多くの生徒が出てくるので、遠くにいるわが子を瞬時に見つけて写真におさめるのは非常に難しいです。
今回は運動会の写真が上手く撮れるようになるカメラの設定や、おすすめの撮影シーンをまとめました。これから運動会に参加される予定がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
運動会前の一眼レフカメラの設定方法
運動会の写真を上手く撮影するためには、一眼レフの設定と使用するレンズが重要です。以下でそれぞれについて詳しく解説します。
運動会におすすめの撮影モード
運動会の撮影におすすめのモードは「スポーツモード」です。その名のとおりスポーツシーンに適しているモードで、ほとんどの一眼レフについています。スポーツモードの特徴はシャッタースピードを自動的に調整してくれることです。
シャッタースピードを上手く調整できると、写真に光を取り込める量が変わります。シャッタースピードと明るさは下記のような関係性です。
シャッタースピードが短い | 取り込む光が少ない | 手ブレしにくい |
---|---|---|
シャッタースピードが長い | 多くの光を取り込める | 手ブレしやすい |
もしスポーツモード以外で撮影する場合、明るさを優先させるか手ブレを軽減させるかを瞬時に判断し、自分でシャッタースピードを選ばなくてはなりません。これは、初心者にはやや難しい設定になるので、練習が必要です。
スポーツモードなら自分で都度判断しなくても、自動判定で最適なシャッタースピードに整えてくれます。一眼レフにまだあまり慣れていない方や、自分で設定するのが面倒な人はスポーツモードをぜひ活用してみてください。
運動会におすすめのレンズ
運動会の撮影の際に準備したいのは「望遠ズームレンズ」です。ズームレンズは製品によって「焦点距離」が異なり「〇〇mm」といった形で記載されています。「〇〇-〇〇mm」という2つの数値が記載されている場合、最小(広角)と最大(望遠)までを自由に変えられるレンズです。
運動会は広い校庭やグラウンドで行うことが多いと思いますので、200mmまたは300mmと記載がある商品を選びましょう。
短焦点(望遠のみ)のレンズより、できれば広角〜望遠まで距離を変えられるレンズのほうがおすすめです。なぜなら子どもの運動会の場合、遠くから撮るシーンと比較的近距離で撮影するタイミングの両方があるからです。
望遠しかできないレンズだと、近距離の写真が撮れないので注意が必要です。遠近どちらもオールマイティに対応できる「70-300mm」や「55-250mm」などのレンズが使いやすいでしょう。
運動会前のスマホカメラの設定方法
運動会の写真をスマホカメラで撮影する場合のポイントは以下の3つです。
1.連写モードのやり方を把握しておく
運動会は走ったり踊ったりするシーンが多いので、スマホカメラの連写モードが活躍します。普段あまりカメラ機能を使わない人は「連写のやり方が分からない」と戸惑ってしまうことがあります。機種によって方法が異なるので、自分のスマホの連写方法をチェックして練習しておきましょう。あ
2.充電を満タンにしておく
運動会の写真をスマホで撮影する人は、かならず充電を満タンにしておいてください。運動会では静止画だけでなく動画を撮るシーンも多いので、バッテリーに大きな負荷がかかります。大事なシーンで充電切れになってしまうと大変なので、バッテリーチェックを行ってから出かけましょう。
3.レンズの汚れを拭いておく
意外と気づかずに撮影してしまう人が多いのが「レンズの汚れ」です。スマホは毎日持ち歩くものなので、小さなホコリやゴミがたまっていることがあります。撮影している画面上ではそれなりにきれいに見えていても、いざ現像してみたらホコリの斑点があった、というのはよくあるケースです。撮影をはじめる前にレンズ部分をきれいに拭いておきましょう。
子供の運動会を上手く撮る方法
子供の運動会を上手く撮るためには「ポジションの確保」がカギです。わが子の動きを把握してベストポジションで撮影できると、とっておきの1枚が撮れます。
学校や園によって異なりますが、近年は子供のいる場所が書かれたプリントを用意してくれることが多いです。例えばダンスの演目では、Aグループは校庭側、Bグループは校舎側など、ある程度の位置を事前に教えてくれます。学校側としてもできるだけ、自分の子供がよく見られるように配慮してくれているので「混雑していてまったく見えない」といった事態はあまりないでしょう。
プログラムと配置の案内をよくチェックして、わが子の位置をしっかり把握することが重要です。ただし他の保護者も多数いるので、譲り合いながら鑑賞することを忘れないようにしてくださいね。
子供の運動会で撮るべきシーン
子供の運動会で撮影しておきたいシーンをまとめました。
- ・運動会の看板(入口や門に設置されていることが多い)
- ・プログラムの冊子
- ・得点版
- ・出演している演目
- ・演目に使った小物(衣装や飾りなど)
- ・運動会用のお弁当
- ・帰宅後の様子
近年はお弁当タイムがない短縮の運動会になっている学校や園が増えていますが、本来は子供にとって楽しい思い出のひとつです。帰宅後に、自宅でお弁当タイムを設けると子供がとても喜びますよ。徒競走やダンスなどの出演シーンのほかに、上記のシーンや小物も撮影しておくとアルバムがにぎやかになるためおすすめです。
子供の運動会を撮る際の注意
子供の運動会を写真撮影する際の3つの注意点を紹介します。
1.撮影だけでなく肉眼でも見る
「良い写真を撮りたい」という気持ちが大きくなりすぎてしまうと、写真ばかりに気をとられて、肝心の応援ができないことがあります。写真はあくまで記録であり、もっとも大切なことは子供をしっかり肉眼で見て、応援してあげることです。両方を同時に行うのは難しいこともありますが、子供の気持ちを最優先に考えて行動しましょう。
2.決められたマナーを守る
運動会には数十人~数百人の保護者が見学に来ます。トラブルが発生しないように学校側でさまざまなルールを設けているので、かならず決まりは守りましょう。
例えば、三脚や脚立の持ち込みが禁止されている学校もあります。もし、持参を検討している人は事前に確認してみてください。また自分の子供の演目ではない時間なのに、最前列をずっと確保しているのはマナー違反です。どの保護者もわが子を良い位置で見たいので、お互いに譲り合って見学することが大切です。
3.SNSの利用に注意する
スマホで運動会の様子を撮影した人が無断でSNSにアップして問題になるケースが増えています。わが子だけ、と思っていても運動会は周囲に多くの生徒がいるので、他の家庭のお子さんが写りこんでしまうことがあります。個人情報の扱いに敏感になっている保護者も多いので、むやみにSNSにアップすることは控えましょう。
運動会の写真は望遠レンズとポジションの確保が大事
運動会の写真を上手に撮影したい方は、スマホよりも一眼レフがおすすめです。できれば、望遠レンズのついた一眼レフカメラがあると、躍動感のある写真が撮影できます。
撮影した運動会の写真はできるだけ早く現像してあげてください。子供にとって運動会はとても大きな行事なので、自分の頑張りを写真で振り返れると自信につながりますよ。運動会の写真を印刷するのにおすすめなのは、フジフォトのフォトブック(フォトアルバム)です。
撮影した写真データを送信すると、写真集のようなおしゃれなアルバムが簡単にできます。
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