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写真を介して社会に貢献する企業 フジフォト株式会社
フォトブック とは?アルバムとの違いやメリット・デメリットついて解説
「フォトブックってなに?アルバムとは違うの?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
なんとなく耳にしたことがある「フォトブック」ですが、具体的にどのようなものか把握していない方も多くいらっしゃいます。
今回は、フォトブックの概要やアルバムとの違い、メリット・デメリットをまとめています。
フォトブックに興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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フォトブックとは?
フォトブックとは、一言でいうと「写真集」のことです。
写真集というと、プロの写真家の作品をまとめたものや、著名人をモデルにしたものが思い浮かぶかもしれません。しかし、一般ユーザーにとってのフォトブックとは、主に自分で撮った写真をまとめて印刷した冊子のことです。
フォトブックの火つけ役となったのは、大手フィルムメーカーの「富士フィルム」で、テレビCMを用いてその認知を広めていきます。
2007年頃から一般家庭での利用者が増え、2010年には365万冊、2021年には1,000万冊以上の市場に成長しています。(※日本フォトイメージング協会調べ)
フォトブックの形に決まりはなく、正方形や長方形など企業によってラインナップは異なります。大きさもコンパクトなものからA4サイズ以上のものもあり、バリエーションは豊富です。
フォトブックとアルバムとの違い
フォトブックとアルバムの違いとは、どのような点でしょうか。以下の表に違いをまとめました。
フォトブック | デジタルデータを送信して、それを冊子にまとめた写真集 |
---|---|
アルバム | 印刷した写真を、好きな順番でファイリングしていく冊子 |
撮影した写真はフィルムでもデジタルでも、L判と呼ばれるサイズで印刷されることが多いです。現像した写真をファイリングしていくのがアルバムで、雑誌のように本そのものに直接印刷された状態になっているのがフォトブックです。
英語のalbum(アルバム)を直訳すると、「写真を保存する帳面」「写真を印刷し製本したもの」となります。つまり、広い意味ではどちらもアルバムとなるのですが、印刷の方法に大きな違いがあるといえます。
フォトブックとアルバムの価格の違いも見てみましょう。
媒体 | サイズ | 枚数 | 価格 |
---|---|---|---|
フォトブック | A4ハードカバー(210×297mm) | 12ページ | 3,960円(税込) |
アルバム | A4プリント(210×297mm) | 1枚あたり | 847円(税込)/12枚印刷した場合:10,164円 |
フォトブックにはL判と同等サイズの商品があまりないため、双方が同じ規格となるA4サイズで比較しました。
A4サイズで記念写真をまとめたいと思った場合、フォトブックだと12ページで約4,000円、1枚ずつ写真で現像した場合は10,000円以上となり大きな差がでます。さらに、アルバムの場合は写真をファイリングするための冊子本体も購入が必要です。
一方で、小さめのL判の現像は1枚約50円程度とローコストでできるので、日常の写真であれば現像した写真をアルバムにまとめるほうが安いかもしれません。
フォトブックの場合は、小さめサイズでソフトカバーのものであれば、500円程度で販売されている商品もあります。大きさや印刷したい枚数、冊子のグレードなどで価格は大きく変動します。
フォトブック・アルバム、どちらにもメリットとデメリットはあるので、シーンに合わせて併用していくのもよいでしょう。
フォトブックのメリット
フォトブックのメリットは、以下の4点です。
- 写真がきれいに残せる
- 写真を色々なサイズに変更できる
- 現像してアルバムにまとめる手間がない
- 世界に一つだけのアルバムを作れる
それぞれを詳しく解説します。
写真がきれいに残せる
フォトブックの特徴のひとつは、「写真がきれいに残せる」ことです。フォトブックを提供している企業によって印刷の手法は異なりますが、以下が主に用いられている印刷の種類です。
- 光沢仕上げ
- マット仕上げ
- セミマット仕上げ
ツルっとしたものやサラっとした仕上がりなど、自分の好みで選択してフォトブックにできます。どのような印刷のテイストでも、まるで売り物の写真集のようなきれいな仕上がりが楽しめます。
写真を色々なサイズに変更できる
フォトブックは、なかのページを自分で好きなレイアウトにできる点が特徴です。写真のサイズも自由で、好きな大きさを組み合わせられます。気に入った写真やきれいに撮れた風景などを大きく引き伸ばしたり、重要度の低い写真を小さめにしたりと、自由に変更可能です。
1枚ずつ現像してアルバムにする場合は、同じサイズでないと1つの冊子にまとめにくいです。しかしフォトブックなら、違うサイズの写真でも問題なく1冊にまとめられます。
現像してアルバムにまとめる手間がない
フォトブックとアルバムの作成手順の違いは、以下のとおりです。
フォトブック |
|
---|---|
アルバム |
|
フォトブックはデータを転送するだけで、1冊にすべての写真をまとめてくれるので手間がかかりません。一方のアルバムは、画像の選定や手作業でのファイリングなど、自分で行う作業が多いです。
「自分でファイリングするのが楽しい」という方も多くいるので、どちらが良いとは一概にはいえないでしょう。しかし、写真整理に時間をあまり割けない人は、手軽に作れるフォトブックのほうがおすすめです。
世界に一つだけのアルバムを作れる
フォトブックのサービスを利用すると、世界に一つだけの思い出のアルバムが完成します。オーダーしたフォトブックが手元に届いたとき、多くの人は「スゴイ!」と感動します。既製品の本や雑誌のような台紙に、自分のお気に入りの写真がきれいに印刷されているからです。
フォトブックの表紙やデザイン、レイアウトにいたるまで、自分好みにカスタマイズできるサービスが多くあります。近年はデジタル化がより一層進み、手軽にオリジナルのフォトブックが作成できるようになっています。
フォトブックのデメリット
フォトブックを利用する際のデメリットは、主に以下の3点です。
- 後から写真を追加出来ない
- 編集に時間がかかる
- スマホやPCなどの機器を使いこなす必要がある
それぞれを詳しく解説します。
後から写真を追加出来ない
フォトブックの最大の弱点は、「あとから写真を追加出来ない」ことです。レイアウトを完成させて印刷してしまったら、あとからその冊子に写真を付け加えることはできません。この点では1枚ずつ現像してファイリングするアルバムのほうが、自由度が高いといえるでしょう。
子どもの成長記録や毎日の思い出として、毎年1冊ずつフォトブックを増やしていく人は多いです。入れ忘れてしまった写真は翌年のフォトブックに付け加えられるので、さほど大きな問題にはならないかもしれません。
編集に時間がかかる
フォトブックをオーダーする際には、「レイアウト」と呼ばれる配置を決める必要があります。自動で配置をお任せできるモードもありますが、ついデザインに夢中になってしまう人は多いでしょう。
まるで雑誌を編集するように、1ページ目から終わりまでの流れを考えたり、おしゃれに見えるように配置を調整したりするのは楽しい時間です。しかし、「オーダーするまでに何時間もかかってしまった……」というケースも多くあるので、注意しておいてください。
スマホやPCなどの機器を使いこなす必要がある
フォトブックはデジタルデータを元に制作します。そのため、最低限の機器の知識が必要な場合があります。以前は、「カメラで撮影したデータをパソコンに移して、そこからフォトブックの会社へ転送」といった方法が主流でした。
データの保存やアップロードなど、あまり詳しくない人はつまずいてしまうポイントも多かったです。しかし昨今は、スマホのカメラロールから選択するだけで、簡単にフォトブックができるサービスも増えています。
フォトブックはどんな人におすすめ
フォトブックは、とくに忙しい方におすすめしたいサービスです。現像した写真を眺めながら1枚ずつ冊子にまとめていくのは、思い出に浸れる贅沢な時間です。しかし、多忙な現代人は、なかなかゆっくりとした時間が取れないことが多いでしょう。
フォトブックならデータを選ぶだけで、オリジナルの写真集が自宅に届きます。とくに結婚式やお誕生日などの節目の写真は、しっかりしたハードカバーで仕上げるとよいでしょう。写真がより一層際立って、素敵な思い出の品になりますよ。
フォトブックの作り方
本記事ではフォトブックのメリット・デメリットについてご紹介しましたが、フォトブックはどのようなポイントを意識して作成すればよいのでしょうか?
別記事の「フォトブックの作り方とは?作る際の注意点についても解説」にて詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。
フォトブックで手軽に写真整理しよう
フォトブックは、年々需要が増えている現代のアルバム作りの形です。デジタル化が進む昨今は、写真を現像する機会が減ってしまい、紙媒体でアルバム作りをする人は減少しています。しかしフォトブックなら、デジタルの技術を用いて時短なアルバム作りが可能です。
デジタルデータは、機器が故障してしまうとすべて消えてしまう可能性もあります。スマホのカメラロールに入っている写真も、こまめにフォトブックにしておくと安心です。
ずっと取っておきたいお気に入りの写真がある人は、ぜひフォトブック作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
フォトブックの作成ならフジフォトにお任せください。