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猫の写真の撮り方は?撮影時のカメラ設定や注意点を解説
「猫の写真を可愛く撮りたいのに、うまく撮影できない」このようなお悩みを抱えている方は多くいます。可愛い愛猫の姿を、写真でもきれいに残してあげたいですよね。
今回は猫の撮影におすすめの、一眼レフ・スマホそれぞれのカメラの設定の確認や、撮影時の注意点についてまとめています。ペットの写真がうまく撮れないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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猫を上手く撮るためのカメラ設定
猫の写真を上手く撮るためには一眼レフカメラの「フォーカスモード」について知っておきましょう。フォーカスモードには「AF-S」「AF-S」「MF」の3種類があるので、いずれかのモードを選択して撮影します。それぞれの詳しい機能について、以下で解説します。
1.AF-S(シングルAF)
AF-Sは、シャッターボタンを「半押し」している間、ピントを固定できるモードです。AF-Sのモードにしておくと、被写体にしたいものに素早く焦点が合いやすくなる点がメリットです。AF-Sはピントが合ったあとの自動追従はしないので、静止画の撮影に向いています。
2.AF-C(コンティニュアスAF)
AF-Cは、シャッターボタンを「半押し」している間、ピントを合わせて被写体を追従できるモードです。一度ピントを合わせられれば被写体が動いてもブレずに撮影できるので、ペットの撮影に向いています。
3.MF(マニュアルフォーカス)
MFはAFとは異なり、自分で操作してピントが合うポイントを探すモードです。AF(自動)モードは手軽ですが、機械任せなので正確にピントが合わないこともあります。
MFモードでは自分の目でしっかり確認してピントを合わせるので、ずれ出にくい点が特徴です。またピントを合わせる練習にもなるので、撮影スキルを上げたい方はあえてマニュアルモードにしてみるのもおすすめです。
また、猫のアップ写真を撮影する際はISO感度にも気を配りましょう。室内で寝ている猫を撮る際は、ISO感度を1,000~2,000くらいにあわせておきます。設定する数値によって写真の明るさが大きく変わるため、撮影場所や光の届き具合をよく把握しておくことが肝心です。
猫を上手く撮るためのスマホ設定
スマホで猫を撮影する際には、一眼レフと同じく「オートフォーカス機能」を活用しましょう。スマホのオートフォーカス機能の使い方は簡単で、画面に写し出された被写体の中央をタップするだけです。
自然にスマホを構えただけでもある程度きれいな写真が撮れますが、一度タップしてより正確にピントを合わせておくことがおすすめです。ピントを合わせたあとに、指で上下にスライドさせると明るさの調整も合わせて行えます。
近年のスマホのカメラ機能はとても高画質なので、しっかり設定を覚えて使いこなせば、一眼レフに劣らない写真が撮影できますよ。機種やメーカーによってカメラの設定は異なるので、各製品のホームページをチェックしてみてください。
猫の可愛い写真の撮り方
猫の写真を可愛く撮影するためには、環境作りが大切です。室内飼いが基本の猫は、撮影も部屋のなかがメインになります。普段のリラックスした猫ちゃんの状態を撮影するのもよいのですが、たまにはおしゃれな写真を撮影してみるのもよいでしょう。
まずは、室内の生活感のあるものを片付けます。とくに派手なパッケージの洗剤やお菓子などが写りこむと一気に生活感が出てしまいます。猫が寝ているベッドや小屋の周りだけでもよいので、できるだけ物がない状態にしてみてください。
そして写真を撮る際に重要なのが「明るさ」です。蛍光灯の灯りは人工的な雰囲気になるのであまりおしゃれな写真に仕上がりません。できれば自然光が降り注ぐ窓際での撮影がベストですが、外の光が室内に入りにくい場合は、ストロボや撮影用のライトなどを利用してみてください。
物が少なく、明るさが確保できれば、ナチュラルな雰囲気のおしゃれな写真が撮影しやすくなりますよ。
猫に目線をもらう撮り方
気まぐれな動物である猫は、なかなか人間の思いどおりに行動してくれません。そのため、目線をしっかりとカメラに合わせるのは難しいでしょう。
猫用のおもちゃで釣って顔を向けさせる方法もありますが「遊ぶモード」と「まったりモード」の猫の顔は、まったく違います。おもちゃで興奮させすぎてしまうと、野性的な表情しか撮影できない可能性があるので注意が必要です。
やわらかい雰囲気のまま目線が欲しい場合は、自然と顔の向きが変わるのを待ってみてください。時間はかかるかもしれませんが、可愛い猫ちゃんの写真が撮影できますよ。
動いている猫の撮り方
動いている猫の写真撮影には連写モードを使うのがおすすめです。一眼レフにもスマホにも連写できる機能がついているので活用しましょう。ただし、猫の動きは素早く不規則なので、連写モードでカメラを構えていてもうまく撮影できないことがあります。
興奮して走り回っている猫の撮影をするには、動画のほうが向いているでしょう。動画から静止画を切り出すことも可能なので、無理に動いている様子を撮影しようとせず、別の方法を検討してみてください。
猫を撮る上での注意点
猫を撮影する際の注意点は「フラッシュをたかないこと」です。暗い室内だと自動でフラッシュが作動してしまうことがありますが、猫にとってはとてもまぶしい光です。フラッシュをたいて撮影すると、反射して目が赤く光ってしまったり、逆に目を閉じてしまったりすることもあります。
猫にとって刺激になり嫌がる子も多いので、注意しましょう。また撮影する際の「ピピッ」という電子音が苦手な猫もいます。写真撮影がペットの負担にならないように気をつけてください。
猫の写真を残す方法
カメラやスマホで撮影した写真の保存方法は、主に以下の3つです。
- ・PCに保存
- ・クラウドに保存
- ・フォトブックを作成
データの破損や紛失を防ぐため、2か所以上の場所に分散して保存しておくことが大切です。一眼レフカメラの場合、セットしてあるSDカードに不具合がおきるとデータが読み込めなくなってしまう可能性があります。撮影したらこまめに他の場所に移動させるクセをつけておきましょう。
PCに保存
撮影した猫の写真はパソコン本体に保存しておきましょう。パソコン上に画像を入れておくと、フォトブックやデジタルアルバムの作成時に便利です。パソコンに取り込むと大きな画面で撮影画像が見られるので、ピントが合っているかや、手ぶれしていないかなどを確認してみてください。
クラウドに保存
インターネット上に自分の画像を預けられる「クラウドサービス」は、さまざまな企業から提供されています。無料で使えるサービスも多いですが、写真を預けられるデータ量には制限があります。画素数のよい写真データは多くのギガを使用するので、有料プランの契約が必要になることも多いでしょう。
フォトブックを作成
撮影した猫の写真はおしゃれな「フォトブック(フォトアルバム)」に仕上げるのがおすすめです。
デジタルデータを預けているクラウドサービスが突然終了してしまったり、パソコンが壊れて中のデータが取り出せなくなったりする可能性は十分あります。万が一に備えて早めに印刷しておくとよいでしょう。
猫の写真は自然体を撮影しよう
猫を撮影するときは、自然体の表情をたくさん撮ってあげてください。室内飼いの猫であれば、自分のテリトリーゾーンではかなりリラックスしているはずです。ゆったり寝転んでいるところや、うとうとした表情はとても可愛いですよね。
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