犬の写真の撮り方を解説!カメラの設定や動いている被写体の撮影方法は?

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犬の写真の撮り方を解説!カメラの設定や動いている被写体の撮影方法は?

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「愛犬の写真をかわいく撮りたいけれどうまく撮影できない」このような悩みをお持ちの飼い主さんは多くいます。動きの素早いペットの写真は撮影するのが難しいですよね。

今回はそんな悩みを解決する、わんちゃんを上手に撮影するカメラの設定を解説していきます。わんちゃんの写真を上手に撮りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

犬を上手く撮るためのカメラ設定

一眼レフカメラで犬をうまく撮影するための設定を解説します。

一眼レフにはさまざまな撮影モードがありますが、わんちゃんの撮影に適しているのは「Avモード」です。Avモードとは「絞り」を優先させた設定で、自由に「F値」を設定できるのが特徴です。

F値を自在に操れるようになると「ボケ写真」が撮影できるようになります。手前にわんちゃんがいる状態でうまく背景をぼかせると、一眼レフらしい奥行きのある写真が撮れますよ。

また動いているわんちゃんを撮影する際には、連写モードも欠かせません。「高速連続撮影」のモードにしておくと、動く被写体をしっかりキャッチできます。

犬を上手く撮るためのスマホ設定

スマホでわんちゃんの写真を撮る方も多いですが、実は基本的な設定をしていない人も多いです。まずは、撮影前にスマホカメラの機能をチェックしておきましょう。主なポイントは以下の3点です。

1.HDR(High Dynamic Range)の設定

この機能は明るさの違うエリアを撮影したときに自動で補正してくれる機能です。スマホカメラの設定ページで、オン・オフを変更できるので確認してみてください。

HDRがオンの場合、強い日差しや水面の反射などがある場所でもきれいな写真が撮影できます。太陽光や水の反射などで局所的に明るい部分と、木陰や屋根などで部分的に暗い部分があるときに、全体の光の加減を自動補正してくれるからです。

HDRをオンにするデメリットは、鮮やかな花や料理などの色が均一化されてしまう可能性がある点です。明暗の差をなくすことが、被写体やシーンによってメリットにもデメリットにもなるのでどちらが合うかを考えてみましょう。

2.グリッドガイドの確認

グリッドガイドとは、スマホ画面に表示させられる縦横の目印となる線です。これは画面上にだけ表示されるもので、写真をプリントする際には見えないので安心してください。

グリッドガイドがあると、どこが中心点かひと目でわかります。被写体を中央に配置させたり、あえてずらして撮影したりできるようになるので便利です。

3.ピントの合わせ方

スマホの機種ごとにピントの合わせ方は異なります。画面に写った被写体にピントを合わせる方法をチェックしておきましょう。

一例としてiPhoneの場合は、写っている被写体を画面上でタップするとピントが合うようになっています。慣れないと瞬時にピントを合わせられないので、普段から練習しておくことがおすすめです。

犬の可愛い写真の撮り方

わんちゃんの写真をかわいく撮るためにはいくつかのコツがあります。覚えておきたい3つのポイントを紹介します。

1.ローアングルで撮る

わんちゃんの可愛らしい表情をキャッチするためには、ローアングルからの撮影がよいでしょう。人間の目線から撮影すると、わんちゃんを上から見下ろす形になり同じような表情ばかりになりがちです。

わんちゃんの目線までカメラを下げて撮影すると、普段とは違う愛らしい表情が撮影できますよ。

2.逆光で撮る

逆光の配置で撮影すると背景からやわらかい光が注ぎ、全体に透け感のある雰囲気の写真に仕上がります。わんちゃんを1か所に固定させておくことは難しいので、光が注ぐ時間帯や方向をあらかじめチェックしておきましょう。日中は日差しが強すぎることがあるので、夕方のほうが撮影しやすいです。

3.ボケ写真を狙う

「ボケ写真」には3つの種類があり、「前ボケ」「後ろボケ」「玉ボケ」にわかれます。どの撮影方法もプロっぽくおしゃれに仕上がるのでおすすめですが、わんちゃんの写真で撮影しやすいのは後ろボケの写真です。

後ろボケは前面に被写体(わんちゃん)を配置させて後ろの背景をボカす手法です。手前のわんちゃんにしっかりピントさえ合わせてしまえば、意外と簡単に撮影できます。最近はスマホでもボケ写真が撮れる機種が出ているので、ぜひ活用してみてください。

犬に目線をもらう撮り方

わんちゃんの目線をカメラに向かせるためには「音がでるアイテム」が有効です。

鈴や笛など、わんちゃんの気を引くおもちゃを用意して、カメラの方向から鳴らしてみてください。連続して使いすぎると注目しなくなってしまうので、いざ、というタイミングで鳴らすことが重要です。

また、おやつを持って注目させる方法もあります。わんちゃんに合う方法を見つけてうまく目線を誘導してみましょう。

動いている犬の撮り方

わんちゃんは素早い動きをするので、カメラで追っていくのはとても大変です。1枚ずつ撮影しようとはせずに、連写して、そのなかからベストな1枚を探すほうが簡単です。走り回っている様子をキャッチするのはとても難しいので「撮れたらラッキー」というくらいの気持ちで臨むとよいかもしれません。

そのほかには、動画で撮影してから静止画に切り出すこともできます。いろいろと試して、自分に合う方法を見つけてみてください。

犬を撮る上での注意点

わんちゃんの撮影をする上での注意点は、写真ばかりに気をとられないことです。つい、撮影に夢中になってわんちゃんに無理をさせてしまったり、撮影時間が長くなってしまったりすることがあります。

わんちゃんにとって楽しい外遊びの時間を台無しにしないように、決して無理強いはしないようにしましょう。普段と違う環境やシャッター音やストロボの光などで、ストレスを感じることもあるかもしれません。

被写体が楽しい気持ちでなければ、よい写真が撮れないことが多いです。適度に休憩をはさみ、ゆったりした気持ちで撮影を行ってください。

愛犬の写真を残す方法

愛犬の写真を保存するおすすめの方法は以下の3つです。

  • ・ PCに保存
  • ・クラウドに保存
  • ・フォトブックを作成

デジタルデータは機器の破損やデータの消失などのリスクは避けられません。大切な写真データを守るために、2か所以上の場所に保存しておくことが重要です。

PCに保存

撮影した犬の写真は、ケーブルやBluetoothなどで接続しパソコン本体に保存しておきましょう。

パソコンに画像があれば、メールで他の人に送ることも簡単にできます。スマホで保管するより大きな画面で画像チェックできる点もおすすめです。

クラウドに保存

クラウドとはインターネット上のサービスを利用できるシステムのことで、自分のパソコンではなく外部のストレージを借りて、そこに写真を保存する方法です。クラウドサービスはさまざまな企業から提供されているので、自分が使いやすいサービスを選んでみてください。

無料で使えるサービスも多いですが、写真の枚数が多くなってくると預けられるデータ数をオーバーしてしまいます。多数の写真がある方は容量の大きなクラウドサービスを選びましょう。

フォトブックを作成

写真の保存方法として「印刷しておくこと」はもっとも確実な手段です。デジタルデータは、水没したり、クラウドサービスが突然終了してしまったりしたら、取り出せなくなる可能性もゼロではありません。

万が一デジタルデータが消えてしまったときでも、印刷してあるフォトブックがあれば大切な思い出を守れますよ。

わんちゃんの写真をかわいいフォトブックに仕立てよう

かわいく撮影した愛犬の写真は、写真集のようなフォトブックに仕上げてみましょう。高級感のあるフォトブックに仕立てると、愛犬がより一層かわいく見えますよ。

フォトブックには手頃なサイズの商品もあるので、職場や旅行に持っていくのもおすすめです。かわいいわんちゃんの姿を見られると、どんな時でも癒されますよね。

フォトブックの作成ならフジフォトにお任せください。

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